プライムオリゴとは
プライムオリゴは、腸内の有用菌であるビフィズス菌・乳酸菌の増殖を特異的に促進させ、かつ食品加 工時の加熱、酸に対しても極めて安定です。
プライムオリゴを特定保健用食品の素材として、また、健康指向の食品素材としてご利用いただきます ようお願いいたします。
プライムオリゴとは?
- 牛乳中に含まれる乳糖にβ-ガラクトシダーゼを作用させて製造されるガラクトオリゴ糖です。
- ”母乳中”に含まれる4’-ガラクトシルラクトースを主成分とし、2~5糖のガラクトオリゴ糖が混在しています。ほかに乳糖および単糖類を含んでいます。
- 腸内の有用菌であるビフィズス菌および乳酸菌の増殖を促進させます。
ガラクトオリゴ糖の主要成分の構造
- 母乳に含まれる成分を含有することから安全な素材であり、腸内のビフィズス菌を増殖させ、腸内環境を改善する条件を兼ね備えたオリゴ糖です。
- 腸内環境を改善するには、腸内の有用菌を増やすことが重要ですが、有用菌を増やすには、3点の条件を兼ね備えていなければなりません。
- 口腔内や体内の消化酵素で分解されない【難消化性】
- 胃酸に負けず、小腸・大腸まで到達する【熱・酸に強い】
- ビフィズス菌、乳酸菌に選択的に利用される【増殖因子】
- ガラクトオリゴ糖は、上記3点の条件を兼ね備えているため、他のオリゴ糖に比べ効果を実感していただきやすいオリゴ糖になります。
- プライムオリゴの原料であるガラクトオリゴ糖には、多くの企業から粉ミルクの原料として採用されている安全・安心な素材です。
ガラクトオリゴ糖の特長
1. 腸内の”ビフィズス菌の増殖“効果
ガラクトオリゴ糖を2.5g/日(※1)摂取することにより、腸内のビフィズス菌の増殖を促進させることができます。
※1 プライムオリゴとして約6g/日
2. “便性の改善”効果
ガラクトオリゴ糖を5g/日(※2)摂取することにより、排便回数の増殖が認められました。
※2 プライムオリゴとして約12g/日
3. 難消化性
ガラクトオリゴ糖は、ヒトの消化管で分解されずに大腸まで到達します。
このため、生体にとってエネルギーになりにくい糖といえます。
4. 低う蝕性
ガラクトオリゴ糖は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の生育に利用されません。
ガラクトオリゴ糖の物性
1. 甘味度
プライムオリゴは、くせのない上品な甘味を有しています。甘味度はショ糖を100としたとき32です。
2. 熱安定性
プライムオリゴは、酸性域での加熱に対して安定であり、また、ショ糖に比べて極めて高い熱安定性を示すため、食品加工中での分解の心配はありません。
3. 保存安全性
プライムオリゴは、室温で1年間保存しても安定です。したがって、長期保存に特別な配慮は必要としません。
4. 保湿性・吸湿性
プライムオリゴは、水分保持能力が優れているため、添加された食品は適度な保湿性を保ちます。
5. 加熱着色性
プライムオリゴは、メイラード反応により、ショ糖と異性化糖の中間的な着色を示します。
この性質を利用して、食品に好ましい焼き色をつけることができます。
6. 粘度
プライムオリゴの粘度は、異性化糖よりやや高い値を示します。
7. 水分活性
プライムオリゴの水分活性は、ショ糖に近い値を示します。
8. 浸透圧
プライムオリゴは、ショ糖よりやや高い浸透圧を示します。
プライムオリゴの用途
プライムオリゴの特性である、耐酸性、耐熱性などを活かし、健康指向の食品素材として、幅広くご利用いただけます。
飲料 |
果実飲料、酢飲料、コーヒー飲料、紅茶飲料など |
デザート |
アイスクリーム、プリン、ゼリー、ババロアなど |
パン |
食パン、菓子パン、調理パンなど |
ジャム |
ジャム、マーマレード、プレザーブスタイルなど |
介護 |
老人ホームなどの施設の給食、濃厚流動食、デザート、水分補給ゼリーなど |
ペットフード |
ウェットフード、スナック、デザートなど |
プライムオリゴの製品情報
商品名 |
プライムオリゴ |
名称 |
オリゴ糖食品(ガラクトオリゴ糖) |
原材料名 | ガラクトオリゴ糖液糖(乳糖を含む) |
内容量 | 300g |
賞味期限 | 製造後1年間(未開封時) |
保存方法 | 直射日光を避けて室温で保存してください。 |
1日あたりの摂取目安量 | 1日あたり小さじ2杯(約12g)を目安にお召し上がりください。 |
摂取上の注意 | 食べすぎあるいは体質、体調によりお腹が緩くなることがあります。 |
栄養成分表示(12g) |
熱量:32.3kcal たんぱく質:0g 脂質:0g 炭水化物:9.0g 食塩相当量:0g 関与成分:ガラクトオリゴ糖 5.0g |
アレルギー物質 | 表示の必要なし(1μg以下) |
試験成績書の添付 | 有(要求時) |
商品概要 | 乳糖にβガラクトシダーゼを作用させて製造される液糖であり、ガラクトオリゴ糖の他、単糖類及び乳糖を含有します。ガラクトオリゴ糖は、ビフィズス菌・乳酸菌を選択的に増殖させます。 |
プライムオリゴの安全性
①変異原性試験
- 細菌を用いる復帰突然変異試験:陰性
- マウス末梢血を用いる小核試験:陰性
- ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験:陰性
②一般毒性試験
- ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験:NOAEL2.0g/kg/day
- 人で下痢を指標とした試験結果:最大無作用量(LT)0.68g/kg
※上記値はプライムオリゴの数値です。
高齢者の排便障害改善効果
介護老人保健施設においては体力の衰えによる排便障害の改善目的に浣腸や下剤が使用されており、介護する側、される側ともに大きな負担になっています。
上記の状況の改善のため、介護老人保健施設の入居者にガラクトオリゴ糖を飲用していただき、飲用前後の排便の状況、下剤の使用頻度について調査したところ、下剤使用日数が大幅に低減しました。
摂取方法
ガラクトオリゴ糖の摂取量は1日10gです。牛乳やお茶に混ぜて飲用しました。(※ガラクトオリゴ糖に不慣れな場合10gでは下痢を起こす場合があるため、最初の1週間は5gとしました。)
対象者
長期入居者 | 経口摂取可能 |
日中トイレに排泄が可能 | 下剤を定期的に服用している |
年齢(平均)87.4歳 | 要介護度(平均)3.3 |
日常生活自立度(平均)A2~C2 | 認知症高齢者の日常生活自立土Ⅰ~Ⅲb |
便臭低減効果
腸内細菌によって産生される腐敗産物は便の臭いと密接に関わっていると考えられることから、健常成人にガラクトオリゴ糖を飲用していただき、腸内腐敗産物の産生状況を調査したところ、便からのアンモニア揮発量および便中フェノール量がプラセボ群に比べて有意に低下しました。
また、飲用期間中に実施した排便状況や便臭に関するアンケート調査の結果、飲用期間中に自身の便臭の不快感が減ったと感じた(効果を実感した)日数がガラクトオリゴ糖飲用群で高い傾向が見られました。
摂取方法
健常成人16名をプラセボ群とGOS群にに分けて調査しました。
・プラセボ群(男性8名 平均年齢32.9歳)
・GOS群(男性7名 女性1名 平均年齢32.7歳)
対象者
プラセボ群にはショ糖を、GOS群にはガラクトオリゴ糖7.3gを含有する160ml飲料を1日1本、14日間毎日飲用していただきました。
特定保健用食品「プライムオリゴ」
プライムオリゴは、1日12g摂取することによりビフィズス菌、乳酸菌を増やしてお腹の調子を整え、お通じを良くする食品として消費者庁より特定保健用食品表示許可を受けております。また、プライムオリゴは、特定保健用食品(規格基準型)で定められた成分規格のガラクトオリゴ糖(1)に適合する製品です。ガラクトオリゴ糖として1日あたり2~5g摂取できる食品は、特定保健用食品(規格基準型)として消費者庁の表示許可を受けることにより「ガラクトオリゴ糖が含まれておりビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つので、おなかの調子を整えます。」との表示が可能になります。
[許可表示] 本品はガラクトオリゴ糖を原材料とし、腸内のビフィズス菌や乳酸菌を適正に増やし、お腹の調子を整え、お通じを良くします。 |
プライムオリゴの実績
■3週間で約7割の方が効果を実感!
プライムオリゴは、ご利用者の約7割が3週間以内に便性の改善を実感していただいております。※当社アンケ―ト結果
〈お客様のコメントの一部〉
【男性A】 私は長年腸の調子が悪く、親戚から勧められた漢方薬や薬草茶などを服用しておりましたが、全く改善されず悩んでおりましたが、プライムオリゴご紹介頂き試しましたところ、驚いたことに翌日より改善し、以来、本当に毎日快適な生活を送っております。これからずっと続けていきたいと思っております。 |
【女性B】 私はケアマネの仕事をしているので仕事中に排便があると、訪問中など困るのであまり下剤も使えず、漢方で対応していました。漢方は効果が出ない回もあり、苦しくなってしまうこともありました。オリゴ糖を試してから、毎朝排泄あるようになり、長年10代から苦しんでいた便秘の悩みがなくなりました。便秘で苦しんでいる父にも購入しました。 |
【女性C】 更年期に入って便秘ぎみだったのが調子良くなり嬉しく思っています。毎朝ヨーグルトとプルーンにかけて美味しく頂いています。 |